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空き家のゴミ問題はもっと深刻だった このままで大丈夫?

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空き家にゴミが捨てられている光景をよく見ます。

その程度のゴミであれば問題ない……と思っているものの、そのまま放置していればとんでもないことになってしまうかもしれません。

遠方でなかなか空き家の管理を出来ない方々は、なおさらのことでしょう。

空き家のゴミの管理がより難しく……

空き家はただでさえ管理が大変は大変です。

プラスα、大きな荷物であったり、明らかなゴミ、または、ゴミかなんだか識別できないものが大量にあれば……。気づけば都度せっせと片付けるか、見て見ぬふりするかどちらかでしょう。

そのうちに当然のように出没するのが、ゴミの多い空き家を狙い、自宅の大量のゴミを捨てていくアウトローの存在です。

アウトロー

不届き者

社会秩序を乱す存在……。

こんな輩は残念ながらどこにでもいるものです。

周囲の人たちは結構、管理されていない空き家をよく見ていたりするものです。何か集まって話をしていると思えば、この空き家についてああだとか、こうだとか……。

空き家のゴミは周辺にも迷惑をかける

空き家に散乱するゴミは、周辺にも大きな迷惑をかけてしまうことでしょう。

ですから、周囲の方々が心配するのはごくごく当然のことです。

ゴミがそこに散乱していれば、動物であったり、虫たちが集まって大合唱!することもあります。

ゴミに水分が含まれていれば、それが原因となり腐敗するでしょうし、カビの元にもなってしまいます。

そして、簡単に乾燥して燃えやすいゴミが散乱していれば、火事のリスクも増大します。

ゴミの問題は、周辺の方々も巻き込んでしまう可能性も充分にあり、周辺の方々も安心して寝ることができなくなってしまいます。

一方で、遠方に住んでいる方々の場合、結構それ程重大性にも気づかず、ストレスなく寝ていたりするのかもしれないですよね。

空き家はすぐにゴミ屋敷化する

管理ができていない空き家は、なんらかの理由でゴミが増えていくと最終的にゴミ屋敷化してしまいます。

ゴミ屋敷と化した空き家はニュースや新聞でもたびたび社会問題として取り上げられていますよね。

それ程でもないというプチゴミ屋敷は、探せばみなさんの住む街中にもたくさん存在しているのではないでしょうか。

もちろんこんな状態になるということは、空き家を管理しているとはいうことができません……。

ゴミ屋敷と化せば、事態はそうとう大変です。ですからそうなる前に手を打つことが大事なのです。

空き家のゴミ処理にはお金がかかる

そうは言うものの空き家の大量のゴミを処理するのにもお金がかかります。

ゴミ処理の費用を抑えるためには、ご自身で気づけばちょっとずつ、そしてできる範囲で片付けのモチベーションを持つことが大事です。

できる限りご自身で不要なモノを処分する意識をもち、リサイクルできるモノはリサイクルショップに持ち込んだりすることで、ある程度の費用を抑えることができます。

ただし、投棄されたゴミにそれ程値がつくとは考えがたいですが。

粗大ゴミの処理を、回収業者に依頼する場合は、業者からしっかり見積もりをしてもらい、料金を比較する意識も大事です。

ゴミは所詮、ゴミでしかないのかも……。

ゴミの分別と処分の方法は、それぞれ自治体によって違ってきます。

もはや当然のことですが、燃えるゴミであったり、燃えないゴミ、資源ごみ、粗大ゴミなどの分別が必要であり、それぞれのゴミの処分方法や、持ち込む場所などをあらかじめ自治体のWebサイトなどでチェックしましょう。

空き家片付けの補助金制度を利用する

空き家率の高い自治体の場合、空き家の再利用であったり、活用の緊急性が極めて高いため、空き家に関しての補助金制度を提供していることがあります。

たとえば、以前農村や漁村として繁栄した地域が段々と過疎化が顕著となり、空き家が急増することがあります。

そのような場合、自治体では空き家であったり、移住関連の補助金制度を充実させ、支援を行ったりしています。

補助金の対象となる片付け作業

家庭のゴミとして普通に出すことができればいいですが、いちいち処分場に搬入しなければならないこともあります。ご自身でゴミの運搬を行い処分場への搬入を行った場合には、負担した費用は補助金の対象とすることができたりします。

ただし、空き家のゴミの処分にかかる費用のどこまでをゴミの処分費として認めてくれのかは、それぞれ自治体によって違います。

例えば、ごみ搬入のためにクルマをレンタした費用まで補助する自治体がある一方で、そうではない自治体もあります。ごみの処分費用に含まれる範囲について詳しくは直接ご確認ください。

自分でゴミの処分が難しい場合、業者に委託するということもあるでしょう。業者にゴミの運搬や搬入を依頼すれば、その費用も補助金の対象です。

ただし、このようなとき依頼する業者はどこでもいいわけではありません。自治体の廃棄物収集運搬の許可を得ている業者に必ずお願いするようにしましょう。

【例】空き家家財道具等片付け支援事業補助金

群馬県渋川市では、空き家バンクへの登録を条件として、家財道具の処分費用の一部を補助する制度が提供されています。それは空き家の流通促進や、地域活性化を目的としています。

もっと詳しく言えば、

  1. 特定家庭用機器の引取運搬料金やリサイクル料金
  2. 家財道具の処分費用
  3. 樹木の剪定伐採や処分費用
  4. 一般廃棄物収集運搬業者への委託費用

が補助の対象です。

対象は経費の3分の2以内(上限5万円)となります。

なんで空き家にゴミを捨てるの?

なんで人たちは安易に空き家にゴミを捨てるのでしょうか。

それは空き家に問題があります。

  1. 草木が伸び放題
  2. 郵便物がポストに溜まりっぱなし
  3. カーテンが閉め切ったままで人気がない
  4. 窓ガラスが割れたまま放置

このような状態は、人が住んでいるお家にある光景ではありません。

しかし、人が住んでいない状態で、お手入れをする人がいなければ、すぐにそんな荒れた空き家に化してしまうでしょう。

そうなれば、人目につく機会も激減し、「勝手にゴミを捨てても見つかるはずはない」という人間の本性が頭をもたげ、ゴミは勝手に捨てられてしまうのです。

それが本当に隠された人間の本性であれば、ゴミを捨てる人が悪いのか、空き家の所有者が悪いのかわからない状態でもあるのではないでしょうか。

まとめ

 

空き家のゴミ問題も、最初から大量のゴミが一気に捨てられるわけではありません。

最初は誰かがこっそりとゴミを捨てて、やがて、それが「ここにゴミを捨ててもいいサイン」となり、次第にゴミが山積みとなっていきます。

所有者がどうにかしようと思う頃には、手がつけられないほどの大量のゴミが不法投棄されているかもしれません。

いつかゴミの問題で不安な日々を過ごすことになるのかもしれません。

その前にいっそのこと解体することも検討するといいでしょう。

正しい管理を行うことができないのであれば、そろそろ考えるころです

解体アスベスト相談窓口は、空き家問題に対しての適切なアドバイスを行うとともに、解体工事について気軽に相談することができる問い合わせフォームです。

ぜひ一度ご訪問ください。

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