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【注意!】空き家の適当な管理で起こる、様々なトラブル
空き家
解体
空き家を適当に管理していることで、様々な問題が起きてしまいます。
この記事を読んで、こんなトラブルも起きてしまうのかということを実感し、よりしっかりした管理をして欲しいものです。
最悪の事態になる以前にできることはあるのではないでしょうか。
目次
放置した空き家の雑草が引き起こすトラブル
夏間近になるにつれ、所有している空き家の雑草であったり、庭木の剪定が必須の季節となります。しかし、ちょっと遠方にある空き家であれば、なかなか雑草にまで適切な管理と向き合うことができないことがあるのではないでしょうか。
繁茂し放題の雑草や庭木を放置したままでいれば、景観の悪化を招くことになりますし、害虫やら獣害が発生し、プラスして空き家の劣化につながることも心配材料です。
それは、雑草が伸び放題であればそのあたりに湿気がこもってしまい、建物の外壁であったり、基礎などの腐食が起こりやすくなってしまうからです。基礎部は、伸び放題の雑草が換気口を塞いでしまい、床下の湿気が排出されなくなり、シロアリなどが異常繁殖しやすい条件も作ってしまうことになります。
無論、庭木に対しての配慮も必須です。繁茂してしまった庭木の落葉は雨どいをつまらせることになり、流れることができなくなった雨水がお部屋の中に染み出すことがあります。空き家の中に水が及べば、内部が腐食し、急速な劣化を招くことになります。
放置された空き家は劣化が早い!
お家は人が住んでいないことで劣化がより早まってしまうのです。
人たちがその家で生活をしていれば、窓を開けたり、ドアを開けたりし、また、換気扇を動かすなど……いろいろな場所で換気がされることでしょう。そこに人が活動しているだけだとしても行動によって対流は起こりますし、空気の流れが自ずと生じることになります。
しかし、放置された空き家は、人が容易に入ることができないよう窓やドアを閉め切っているでしょう。そうなれば、お部屋の空気が全然動きませんし、梅雨の時期は特に湿気がこもりやすく、カビも異常繁殖してしまうでしょう。
特に注意しなければならないのは木造の空き家で、木は簡単にどんどん腐ってしまうので、換気されない場合、劣化の速度は驚くほど速い!です。
カビ類は、換気がされないで高湿度になれば一気に繁殖します。そのせいで床、天井などの劣化がスピーディーになり、見えない部分もそうとうガタが来ていることでしょう。
放置された空き家は害虫の住処となってしまう
人が住んでいれば、窓の開け閉めが頻繁に行われ換気されるため、湿気がこもることをある程度避けることができます。
害虫たちは湿気の多い、また暗めの場所が大好きなのですが、シロアリも例外ではありません。湿気を含んだ木造建築はシロアリの大好物です。
人が住んでいない空き家であれば、おおかた、生ゴミや食べかすなどはないと考えることができます。しかし、ゴキブリだって大量発生してしまうのです。それは何故なのでしょうか。
ゴキブリが異常増殖するのは、そこが侵入しやすい住環境であるからです。主として空き家に発生するゴキブリはクロゴキブリが多いですが、それらが最初からそこに居ついているわけではありません。
放置された空き家であれば、使用しなくなった家にある排水口であったり、エアコンのホースなどと言った外部とつながっている穴やわずかなすき間から簡単に侵入してくるのです。
また、放置された空き家には、ホコリや、虫の死骸が一杯あります。それらはゴキブリの大好物であるため、とても居心地のいい場所と化してしまうのです。
放置した空き家から起こる水道管のトラブル
長い間水道管に水を通さない状態であれば、水道管が錆びついて破損しやすくなってしまうことも心配しなければならないことです。
しばらく通水していなかった水道から赤茶色の水が出てくれば、すでに時は遅し、錆が進行している状態でしょう。
水道管が破損してしまえば、修理したり交換するのに多額の費用がかかってしまうので、定期的に通水することが必要です。みなさんが空き家の側にいれば、そんなことはいとも簡単なことであるのかもしれませんが。
空き家の水道管に定期的に水を流す作業、いわば、通水作業は、建物を良好な状態に維持する上でとても大事なことです。期間を空けないで定期的に通水することで、水道管の破損や悪臭を未然に防ぐことができるのですが。
さらに、定期的に通水をすることによって、下水から発生してしまう嫌なニオイがお部屋の中に充満するのを阻止することができます。
通常であれば、水道管には「排水トラップ」があり、トラップに水が一定の量溜まることによって、下水管にフタがされる構造です。
しかし、放置された空き家と化し水道が利用されなくなれば、排水トラップ内の水が蒸発してしまい、下水管のフタを失います。そうなれば、すぐに下水から嫌なニオイがわきあがり、かつ、害虫やネズミのお部屋へ入る進入経路となる危険が出てきます。
放置した空き家にはチラシが一杯たまってしまう
空き家のポストが放置されたままであれば、ポスティングによるチラシであったり、ダイレクトメールなどが勝手に溜まっていきます。
このまま状態を許していれば、近隣の方々にも危険が及んでしまうことがあります。
ポストにチラシなどが一杯放置されていることから、すぐに他者にそこが放置された空き家だと知られてしまうでしょう。そうなれば不法侵入が起こりやすく、不審者が入り込んで寝泊りをしたり、長期で生活するケースも少なくありません。
不法侵入した人物が火を使用して、火事を起こすかもしれません。人が住んでいる状態の家であれば、すぐに気づきボヤで済むかもしれませんが、人気のない空き家は大火事になる危険だってありますし、もっと怖いのは意図的に放火される危険も存在していることです。
まとめ

もともと家は次第に老朽化するものです。しかし、そのスピードは、放置された空き家の方が確実に早い!です。
人工物を自然のままに任せる……という感じでしょうか。
自分だけの問題ならまだしも、そのほとんどが近隣にも多大な迷惑を及ぼすことであるため確実になんらかの対策が必要です。
こんなときにどうすればいいか迷ってしまうこともあるでしょう。
そのようなときには、解体アスベスト相談窓口にご相談ください。
解体アスベスト相談窓口は、空き家に対しての適切なアドバイスを行うとともに、解体工事について気軽に相談することができる問い合わせフォームです。